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木曽の自然が織りなすもの・・・

信州の南西に位置する木曽路は、近年までは「木曽谷」と言われ一日の日照時間が短いことや、寒暖の差が激しく、夏は涼しく雪が少ない変わりに、身を斬るような寒さの冬が長いことでも知られています。そんな自然環境が育てた、ここならではの文化のひとつに「酒造り」がありました。
七笑蔵のある木曽福島町は、木曽川の河岸段丘が造り上げた、まさに谷間の集落。清き水を湛えごうごうと流れるこの川沿いには[崖屋造り]と言われる家並みが立ち並び、上ノ段には今も、中山道の面影を残した石置き屋根の家や、なまこ壁の土蔵が残っています。
水清きところに旨し酒あり・・・・この上の段には、今も宿場用水の懐かしいつるべ井戸や水場があり、ここに住む住民の生活用水となっています。水場はここばかりでなく、対岸の山村代官屋敷跡にも、水船を配した水場が作られており、新しい観光スポットになっています。
さらに木曽駒ケ岳の中腹まで足をのばすと、スキー場のすぐ脇に湧き出る伏流水に出逢いました。掌に受け口に含むと、喉越し柔らかくわずかに甘味のある、しみわたるような美味しさを味わうことが出来ました。
木曽駒高原から「駒ノ湯」に向かう峠は「キビオ峠」といい、晴れた日には「霊峰木曽御嶽山」と、なだらかな稜線を描く「乗鞍岳」が一望できます。

木曽義仲が眠る興禅寺のしだれ桜が見事に咲き誇る春が過ぎ降るような蝉時雨とともに木曽谷の短い夏が始まります。目にもまぶしい山の緑に家々の朱色の屋根が際だち、木曽川の流れは一層早さを増してゆきます。やがて、実りの秋を迎え谷は見事な彩りを装い、木枯らしとともに冬は一気に訪れるのです。 
この環境の中での食文化もまた、木曽ならではの素朴で味わい深いものがあります。この地で取れるそば粉を使った「手打ち蕎麦」や、ほうの葉で包んだ「ほう葉餅」は故郷の逸品。すべてここの自然が織りなす美味しい贈り物です。
▲取材協力:くるまや本店木曽特産のかぶ菜で漬けた乳酸菌自然発酵の「すんき漬け」は、健康食品としても近年話題にもなっています。また、澄んだ清流でしか育たない鮎や岩魚、アマゴなどの川魚も絶品。野性味あふれる味わいは、日本酒との相性も抜群です。淡麗にして旨口・・と言われる「七笑」は、自然そのものの食材の味わいを殺すことなく、呑み飽きることなく、木曽で暮らす多くの人々の日常で、今日も飲み続けられているのです。